子どもの頃を思い出すと、夏祭りって、普段は出歩いてはいけない夜に友達と会う高揚感と、珍しい食べ物や遊びに夢中になってはしゃぎ回った、大切な思い出です。
大人にとっても、地域にとっても、少し面倒ではあるけど一つの目的に向かってみんなが力を持ち寄って、誰かの笑顔をみたときの達成感は、祭りならではだと思います。
そんな夏祭りが2022年、浪江に復活しました。
もとを辿れば、2022年5月末、はませんでの何気ない会話からのスタートでした。
子どもクラブの山田さんの「浪江の盆踊り、踊りたくない?」という言葉から、とんとん拍子に話は進み、浪江の多くの人の協力を得て、8月20日に開催することが決定しました。
打ち合わせを重ねて、慎重に計画を練っていきます。
前日と当日は東京から学生が応援に駆けつけて、盆踊りの櫓立てやヨーヨーづくりに励みました。
竹の灯籠作り、わたあめ作り、受付の仕事、駐車場整理など、ひとりひとりが、子どもたちのために自分のできることを遂行する姿は、本当にかっこよかったです。
当日は生憎の雨で急遽室内での開催になりましたが、およそ200人もの人が参加して、子どもから大人まで笑顔がみれたことと、みんなで輪になって踊った盆踊りの高揚感は忘れられません。
翌日は有志で後片付けもしっかり行い、「来年もやりましょう」の言葉で締めました。2023年は晴れの夜空の下で浪江の盆踊りを踊れますように。